建設業『安全管理』のポイント2020!
先日、私は下記のツイートをしました。
安全管理のポイント!まずは何から始めれば良いのか?
本記事の内容
- 建設業『安全管理』のポイント【現場開始前】
- 建設業『安全管理』のポイント【毎日の作業前】
- 建設業『安全管理』のポイント【毎日の作業中】
- 建設業『安全管理』のポイント【毎月やる事】
- 建設業『安全管理』のポイント【毎年やる事】
結論、『安全管理』のポイントは『毎日の積み上げ』によって構築され、忘れないように『ルーティン化』することが重要です。
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建設業『安全管理』のポイント【現場開始前】
現場開始前にやるべき事!
- リスクアセスメントの実施
- 施工計画の安全衛生管理計画を決める
- 現場の安全掲示板の作成
リスクアセスメントの実施
危険の洗い出しと改善対策を見つける作業!
まずは工事の内容と現場の状況を把握して、どのような危険があるのかをあらかじめ洗い出します。それによりその現場特有の危険度を判定して、それに対して改善策を考え、何に注意するかを『作業が始まる前』に決めておきます。これがリスクアセスメント【危険性又は有害性の調査と改善対策】です。
詳細リンク 【リスクアセスメント】現場での手法!有効な活用法を解説!
施工計画の安全衛生管理計画を決める
どのような安全対策するかを計画!
リスクアセスメントを基に、具体的に『どの時期にどのような対策』をするかを計画します。実際に作業する内容を考え、その時に1番注意すべき項目が当てはまるように『月別に』計画すると管理しやすくなります。
現場の安全掲示板の作成
掲示板を設置して安全の意思表示!
ここを見れば安全の情報が分かる様に、作業する人が『集まる場所やわかりやすい場所』に設置します。毎日の危険予知活動する場所に設置するのが効果ありです。
建設業『安全管理』のポイント【毎日の作業前】
毎日の作業開始前にやるべき事!
- 作業計画書と打合せ
- 危険予知活動
- 始業前点検の実施
作業計画書と打合せ
機械と人との位置関係を明確にする!
この計画書で重要なのは『機械と人との位置関係』です。互いにどのように動くのか『作業範囲』をみんなで理解するために実施します。この時に合図の方法などを決めて作業にあたります。
詳細リンク 作業計画書の書き方『伝え方編』相手の気持ちを理解する事が重要です!
危険予知活動
作業の危険ポイントと対策を考える!
危険ポイントを具体的に洗い出し、それに対しての改善対策を具体的に考えます。毎日実施するため同じ作業が続くとマンネリ化になる可能性が大きくなるため、リーダーはマンネリ化しないような誘導など工夫が必要な項目です。
詳細リンク【安全に気をつける】工事現場で毎日やる3つの事!
始業前点検の実施
作業開始前に点検を行い準備!
ここでの点検を怠ると事故の元。しっかりと『自分の使う道具・設備・周りの状況』や点検が必要な物の点検を実施しましょう。この点検で回避できる事故は多くあるはずです。
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建設業『安全管理』のポイント【毎日の作業中】
毎日の作業中にやるべき事!
- 現場巡視点検
- 安全衛生日誌で翌日の打合せ
- ヒヤリハットの収集
現場巡視点検
朝の危険予知活動の再確認!
毎朝実施している危険予知活動の対策が実施されているか!?を確認するとともに、日々の点検項目について巡視点検を行い悪ければ是正します。ここでの点検が最終確認となるため、細かなチェックが必要となります。
安全衛生日誌で翌日の打合せ
翌日の作業で守ってほしい安全指示事項!
日々の現場巡視点検で気になった事などについて安全指示を行います。また、工程の調整を行いながら複数の作業が安全に作業できるようにするのが、この打ち合わせとなります。
詳細リンク【安全に気をつける】工事現場で毎日やる3つの事!
ヒヤリハットの収集
小さな情報をコツコツと集めて情報共有!
現場で起こる『ヒヤッとしたこと』『ハッとしたこと』を集めましょう。ただ集めて満足するのではなく、翌朝の危険予知活動や安全訓練で活用して全員に周知することで効率アップとなります。集めた情報は無駄にしないで有効に活用しましょう。
建設業『安全管理』のポイント【毎月やる事】
月に1度やるべき行事!
- 安全衛生管理計画の反省と見直し
- 安全・防災訓練の実施
- 安全パトロールの実施
安全衛生管理計画の反省と見直し
一月の反省と翌月の新たな目標設定!
現場開始前に考えた毎月の注意するポイントがどのような状況か確認・反省を行います。計画通り実施され守られていれば良いですが、工程が早かったり遅かったり変更になった場合は当初の計画から変更しなければなりません。毎月の確認と是正を行い修正しましょう。
安全・防災訓練の実施
現場にあった訓練で緊急時の練習!
訓練は実際に現場で起こる事を想定して実施します。一般的な訓練ではなく、その現場特有の条件を想定して訓練内容を考えましょう。実際にこうなった時はこうしよう!を考えながら実施する事で、さらに充実した訓練ができます。
安全パトロールの実施
外部の目線で危険を察知!
常に現場内にいる人は『危険を危険と思えなくなる』場合があります。慣れによる錯覚です。いつもは『これくらい大丈夫』と思うことが、外部から現場に入場した人から見れば『これは危ない』と思う場合があります。この『気づき』はたまにしか来ない外部の人しかわからない、重要なポイントとなるため、安全パトロールは現場に常駐していない物が実施すると効果的です。
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建設業『安全管理』のポイント【毎年やる事】
年に1度やるべき行事!
- 全国安全週間
- 全国労働衛生週間
- 労基の期間限定行事
全国安全週間
1週間の目標を定めて安全意識向上!
安全週間の期間は、その日ごとの目標をたてて取り組むと、現場関係者全員の意識向上に繋がります。さらに掲示物を活用することで『見える化』となり効果が格段に上がります。
詳細リンク建設業『全国安全週間』【2020】取組の事例解説!(1/4)
全国労働衛生週間
衛生面での環境を整え快適職場!
この期間は主に労働衛生環境について快適に仕事ができるよう促す期間となっています。安全も大切ですが『働く人の健康』は働く上で『基本』となります。環境を整え『働き方改革』の実施です。
労基の期間限定行事
工事追い込み期や年末年始の限定注意期間!
工事には注意しなければならない『時期』が必ずあります。一般的には『工事終盤の追い込み期』や『年末年始』などがその時期となります。その他にも『現場入場1週間』なども注意期間となります。気の緩みがちな期間は『気を引き締める』ことを促しましょう。
まとめ
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