建設業の安全管理『見える化』を最大限に引き出そう!
危険と隣り合わせのどんな職種でも使える安全の工夫!『見える化』を建設業を例に説明します!職種が違っていても必ず参考になる『考え方』を解説します!特に新人の安全衛生担当者は必見です!
『見える化』のポイント!
- 『見える化』とは
- なぜ『見える化』なのか?
- 『見える化』する場所は?
- 効果を最大に引きだすコツ!
- 未来の見える化は?
- その他の方法
私が実際に『見える化』のポイントとして重要視し実際に効果がある内容を公開していきます。
スポンサードサーチ
『見える化』とは
そもそも『見える化』って何?
『見える化』とは言葉だけで示すのではなく『掲示物によって視覚的に教える』行為で、『どんな人でも一瞬で理解できる』ものが重要で効果的です!
ただ『見せれば良い』のではなく『見て危険を理解させる』のが難しい『永遠の課題』でもありますが、これができれば事故は確実に減少します!
なぜ『見える化』なのか?
建設業の統計
死亡災害の統計では新規入場(新しい作業場に入って)初日が約29%、1週間までの間では約61%の高比率で死亡災害が発生しています!単純にこの1週間を乗り切れば大幅な死亡災害削減が可能なので『とても重要な1週間』となる訳です!なのでこの1週間で『見える化』が成功すれば必ず死亡災害は減少する!と言うことになります。
事故原因
現場で起こる事故原因のほとんどが『作業場所のどこに何があるかがわからない!?注意不足』や『作業に不慣れな人』や『大丈夫だろう!?危険と思えない行動』から起こるものです!
痛い思いをしてまで事故を起こしたい人はいません。『どこが危険か分からない』ことが最大の原因なんです!
だから『見える化』が必要!
『どこが危険か分からない人』たちには効果的な方法は色々ありますが『視覚効果』を利用する事で『ここは危険なんだ!』と一瞬で判断することができます!現場では『見ていない人が悪い』は通用しません。安全管理には『見せて理解させる』努力が必要です!本人が危険と思えれば事故は必ず削減できます!
スポンサードサーチ
『見える化』する場所は?
慣れてる人の発想ではダメ!
慣れている人の感覚と新人の感覚ではかなり誤差があります!全く初めての人の発想で考えましょう!『そんな所に?』と思っていても、人によって見るポイントは違います!人の心理としては『近道行為』をしたくなるので『ここを通れば近いから便利』や『これくらい大丈夫』の発想でポイントを探ると良いです!
まずは全体図
まずは広い目線で危険なポイントを抑えましょう!例えば1番人が往来する場所や、必ず毎日通る場所、人目のつかない場所を考えると良いです!
ピンポイントに詳細図
つぎに作業によって『今日はこの場所』など、その作業内容によって場所が変わる所も危険なポイントとなります!
置く位置も重要
最後に、『安全策を置く位置』や『掲示する位置』が重要になります。せっかく『見える化』しても『気付かなければ無意味』です!あーここね!と誰でも分かりやすい位置に掲示する工夫が必要です!
効果を最大に引きだすコツ!
分かりやすい『絵』
文字よりも『絵』をお勧めします!例えば『落下している絵』『滑って転んでいる絵』『物が落ちてくる絵』どれも言葉で表すより『絵』で表示したほうが痛さも伝わります!しかも一瞬で!
分かりやすい『数字』
数字も分かりやす表示方法の一つです!例えば『2m』や『1日2回』や『積載重量○○kg』などの『数字』が効果的!
分かりやすい『記号』
『有害物質の炎』・『ビックリマーク』など、見た目で分かりやすくてイメージがわくマークを利用しましょう!
スポンサードサーチ
未来の見える化は?
VR?
ゴーグルみたいなのが、メガネサイズになったら一気に需要増えて簡単に実用化されそうですね!これを使えば私なら危険なポイントに『真っ赤な壁』を表示させて近づかないようにします!
ホログラム?
危険ポイントに近づいた瞬間に人が現れ『危ないよ!』など注意することが可能になります!
その他の方法
この他にも危険を気づかせる方法では、聴覚効果では近づいたら音声で危ないよ!臭覚効果では見えないガスに匂いを付ける!触覚効果では足元に凸凹を付ける!など
まだまだ他にも工夫はあります!色々なものを併用して対策しましょう!
スポンサードサーチ
最後に
視覚効果で対策したから『絶対大丈夫!』なんて事は絶対ありえません!そして『危険に気付けない人』は必ず存在します!そんな感覚の人がいる限り『繰り返し改善』しなければ災害は起こります!視覚による情報は『分かりやすく見やすいモノ』のが効果的です。『見える化』は今後も重要なツールとなります!
当サイトは時代に合った安全対策の『考え方』を発信していきます。
現場での『新人安全担当者』から『本社安全部門担当者』の参考となる『考え方』を発信していきますので、
今後も『その会社に合った安全管理の参考』にしていただければ幸いです!