建設業『全国安全週間』【2021】取組の事例解説!(2/4)

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2021年も『全国安全週間』が実施されます!しかしどんな取組にしようか?今年の取組内容の確認をしましょう!どのような取組があるか迷っている安全担当者へ、本記事では全4篇構成で取組の事例を解説します【各事業場の実施事項2/4】

『安全衛生活動の推進』

  • 安全衛生管理体制の確立
  • 職業生活における安全衛生教育計画の樹立と効果的な安全衛生教育の実施等
  • 自主的な安全衛生活動の促進
  • リスクアセスメントの実施
  • その他の取組

この記事を読めば『全国安全週間』に実施すべき取組の事例が分かります!

この記事を書いている私は、建設会社で10年間安全担当の取組をしています。過去の経験と工夫により解説するので新人の安全担当者や若手技術者には参考になると思います!

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安全衛生管理体制の確立

安全衛生管理体制の確立

年間を通じた安全衛生計画の策定、安全衛生規程及び安全作業マニュアルの整備

今年も新たな1年間の安全衛生計画を決めましょう!自社の過去に起きた事故や災害をしらべると『会社独自』の特徴が見えてきます。1年間の反省と改善を通して今後の計画に役立てると、より自社に合ったリアルなマニュアルが完成します!

経営トップによる統括管理、安全管理者等の選任

経営トップは会社全体の統括管理を行い、実行は『安全管理者』を専任して行いましょう!安全管理者は『会社の方針』を現場に伝え、現場はそれぞれの現場にあった内容で取り組む!そうすることで会社全体の取組が1つにまとまります!

安全衛生委員会の設置及び労働者の参画を通じた活動の活性化

この取組は、会社だけが取り組むのではなく、実際に現場で作業している方も含めた『全員一丸』になって効果があるものです。会社職員により『安全衛生委員会』を開催し、その内容を現場で作業している方全員に周知と理解してもらうことで活性化されます。いかに現場で全員に周知できるかは、毎日の声掛けで実践してみましょう!

労働安全衛生マネジメントシステムの導入等によるPDCAサイクルの確立

色々なマネジメントシステムがありますが『基本は同じ』です。どのシステムを使っても一番重要なのは『システムを導入している』ことではなく『システムを活用している』ことが重要です。活用とは『PDCA』のサイクルを回して改善し続ける事です。よくある事例としては最初は活用していたけど忙しくて・・・これでは意味がありません。活用するためには日々のルーティンとするような工夫が必要です。

安全衛生教育計画の樹立と効果的な安全衛生教育の実施等

安全衛生教育の実施等

経営トップから第一線の現場労働者までの階層別の安全衛生教育の実施、特に、雇入れ時教育の徹底及び未熟練労働者に対する教育の実施

安全の知識は、本社職員などは熟知されていますが、特に注意したいのは『新規入場者で特に業界初めての人』です。そもそも道具の名前すらわからない素人は『危険な状態である』ことがわかっていません。事故を防止する最前線は『新規入場者教育の時』以外ありません。ここで安全教育を危険な状態をしっかりと教えてあげることで、格段に事故確率はさがります。

就業制限業務、作業主任者を選任すべき業務での有資格者の充足

『有資格者の作業』は資格を持っているのか?の確認を忘れがちになるので、前年度人員不足だった有資格者や期限切れの近い人の再教育確認も重要です!

災害事例、安全作業マニュアルを活用した教育内容の充実

安全教育には『視覚効果』が効果的で覚えやすく、災害事例などは質問形式にすると食いつきます!その時に『作業マニュアル』を一緒に考え一緒に作成することで、より活用することができます!

労働者の安全作業マニュアルの遵守状況の確認

安全衛生マネジメントシステム『PDCA』の『C』チェックを確実に実施しましょう。確認方法は現場巡視が効率的です!もしマニュアル通りできていなければ『何かが違う』証拠です。更に改善とチェックを繰り返し、現場にあった作業マニュアルを完成させましょう。

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自主的な安全衛生活動の促進

安全衛生活動の促進

発生した労働災害の分析及び再発防止対策の徹底

自社の過去の労働災害で分析や改善していない事例はないですか?同じ災害を起こさないために再発防止対策を考え共有することは財産です!過去の事故事例を活用し改めて再発防止対策を検討し周知しましょう。

職場巡視、4S活動(整理、整頓、清掃、清潔)、KY(危険予知)活動、ヒヤリ・ハット等の日常的な安全活動の充実・活性化

日々の活動記録をファイリングしたままになっていませんか?この日々の記録は活用して初めて効果があるものです。せっかく集めた情報はデータとして活用し、安全訓練や新規入賞者教育や朝のKY活動時に活用し今後の災害防止の糧にしましょう!

リスクアセスメントの実施

リスクアセスメントの実施

リスクアセスメントによる機械設備等の安全化、作業方法の改善

リスク改善には機械設備自体を安全化する方法もあります。当然コストも掛かりますので機械を変えるか作業方法を変えるかの比較検討が重要です。また作業方法の改善の場合、一度改善したから終わりではありません。改善内容に違和感があれば、その場で改善しましょう。

SDS(安全データシート)等により把握した危険有害性情報に基づく化学物質のリスクアセスメント及びその結果に基づく措置の推進(「ラベルでアクション」の取組の推進)

有害物質の取り扱いは危険度が高いのでかなり重要な項目です。特別教育も必要となりますのでチェックしておきましょう。有害物質のリスクアセスメントは意外と見落とされる傾向がありますので注意が必要です。ネット上では物質名を入力するとリスクアセスメントができあがるサイトもありますが、それをさらに活用し現場に適した対策を実施しましょう。

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その他の取組

その他の取組

安全に係る知識や労働災害防止のノウハウの着実な継承

『知識』の継承はお互いが理解しないと伝わりません!一方的に話しても無意味です!伝える方は『図解入りでわかりやすく』聞く方は『質問しながら理解する』などのお互いの気持が重要です!

外部の専門機関、労働安全コンサルタントを活用した安全衛生水準の充実

社内教育では『作業員が聞いてくれない』などの悩みがありますよね!そのような状態では安全意識は向上しません。社外の労働安全コンサルタントは知識や教え方を十分理解した『スペシャリスト』です!年に一度でも活用をお勧めします!

「テレワークの適切な導入及び実施の推進のためのガイドライン」に基づく、安全衛生に配慮したテレワークの実施

今年度から追加された項目です。特に『安全衛生』となっていますので『コロナ対策』と捉えて良いと思います。事務作業時・発注者との現場確認・会社との打合せなどにはテレワークを活用してはどうでしょうか。


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まとめ

本記事は『全国安全週間』の『安全衛生活動の推進』について記載しました!その他の項目詳細については下記リンクより参考にして下さい!

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